苦手科目No1の数学
以前の記事(こちら)で、 数学は約2人に1人が苦手意識を持つ科目 だと書きました。
この記事では、「なぜ?」という部分を深掘りしていきたいと思います。
他の科目と何が違うのか?
ここまで如実に苦手意識に差が出るのは数学とその他の科目は大きな違いがあるためです。
それは 数学は理解が必要 なためです。
言い換えると、数学で解法を暗記しても成績は伸びづらいということです。
理由は単純で同じ問題は出ないからですね。
社会であれば年号が答えになることはあります。
英語であれば覚えた単語量で読めるかどうかが決まります。
国語であれば暗記していないと漢字は書けません
ただ、数学は暗記しても解けるようになりません。
まずこの点を認識しましょう。
理解している生徒と解法を暗記している生徒を区別するのは簡単です。それは、 同じ事を別の言葉で聞くだけ です。
こうするとびっくりするくらい、満点と白紙に分かれます。
理解している学生は「あの問題と同じことを聞いてるな!」と満点になります。
一方で暗記している学生は「この問題文見たことない・・・」と白紙になってしまいます。
簡単な例で見てみましょう。次の2つの図を見てください。
図を入れる
左はオレンジの三角形の面積を求める問題
右は青の三角形の面積を求める問題です。
でもよくよく見ると、右もオレンジの三角形の面積を求める問題なことに気づきます。
四角形ーオレンジの三角形=青の三角形
ですね。
さすがに解けるよ!
ごもっともです!
でも、高校数学の問題でこれをやられると解けない生徒が多いのも事実なんです…
そのため、成績向上には理解して進めていくことが必要不可欠になります。次の節では
- どうやって理解するか
- なにをもって理解したとみなすか
を説明していきます。
数学を理解するには?
いよいよ実践編です!
まず、どうやって理解するかですが、これは単純で 言葉に出しながら解く ことで理解できるようになります。
※読み上げるのではなく、次のようなことを音で発しながら進める必要があるということです。
- 今自分は何を計算しているのか
- なぜそれを計算するのか
- 計算するとどうなるのか(どういう良いことがあるのか)
やってみればわかりますが、最初は上記3つの質問に答えることができません。それは解法を暗記してきたためです。でも心配しないでください、続けて行けば必ず力になります。
また、上記の項目を見て気付いたかもしれませんが、 「解く」ということには一切フォーカスしていません 。
- 今書いたことがなぜ出てきたか
- 今書いたことが次どのような内容につながっていくか
この前後関係しか見ていません。
つまり、因果関係を見ることが数学の成績を上げる良い方法ということです。私はこの方法で実際に校内試験で赤点から、模試で全国1位をとるレベルまで成績が上がりました。
最初は辛いですが、ぜひあきらめずに続けて見てください。ある時点から劇的に伸び始めると思います!
どういう状態になればOK?
これも明確で 相手に説明できるレベルになった段階 で理解した、とみなします。
有名な話ですが、他人に教えるときが1番理解度が必要と言われています。
なぜこのようになるのでしょうか?
こうした質問にも答えられないと、人に教えることができません。
そのため、教えられるレベルになればその問題の本質について理解したことになります。
また、1度そこまで理解してしまえば簡単に忘れることはないので、応用問題にも対応できるようになります!
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