その勉強法大丈夫？
この記事では下記について書いています。
- やってはいけない勉強法「暗記学習」
- 暗記学習をやっている方への解決策
大手進学塾でも行っている 暗記学習 。この学習方法はある面で非常に優秀な一方、大きな弊害（リスク）もあります。その点について説明していきたいと思います。
当塾の指導方法でも暗記中心の学習ではなく理解中心の学習が重要だと述べました。ここではその理由について述べたいと思います。勉強する上で非常に重要なことですのでぜひ読んでください。
１．理解中心の学習が重要な理由
結論を言うとそれは、 長期的に役に立つ（数十年単位） ためです。
敢えて勉強以外で例を出しましょう。
ある会社Xがあったとします。今商品Aを発売していますが、思ったより売上がよくなく、何とか売上を伸ばそうとしています。
あなたならどのような策で売上を伸ばしますか？1分考えてみてください。
いかがでしょうか？例えば下記のような方法があると思います。
- 値段を安くする
- 広告を出して知ってもらう
- よりいい品物を作る
上記3つの中で最もやってはいけないのが「値段を安くする」です。
この案を考えた方はもしかしたら 勉強の方法も誤っている可能性があります 。ですので、ぜひ続きを読んでください。
ただ、それにもかかわらず経営者中でもある一定の人はその選択をしてしまうという事実もあります。その理由は２つです。
- 簡単にできる
- 効果がすぐに生まれやすい
それぞれ見ていきましょう。
① 簡単にできる
これは言うまでもないですね。値段を下げるという決断をするだけですので時間も手間もかかりません。
② 効果がすぐに生まれやすい
これもわかりやすいですね。例えば今までの半額になれば買う人も増えるわけです。
今売上を伸ばす方法を考えてもらいましたが、 その先の未来について考えたでしょうか？ 短期的に売り上げを伸ばすだけしか考えていない、ということになっていないでしょうか？
例えば、別の会社が同じものをさらに安い値段で売り始めたら、会社Xは値段を安くした効果を受けられなくなるのです。
安くしたことで売上が増えた、ということは購入した人は安さに魅力を感じているわけです。よって競合がさらに安い金額で売り始めると、その人達はそっちに流れてしまい、売上が減ってしまいます。
「すぐできる」ということは相手側にとっても同じです。つまり、 値段を安くする対策は簡単である一方、効果は短期的にしか期待できない ことがわかります。
ずいぶん長くなってしまいましたが、暗記学習も値段を下げる方法に本質が似ています。暗記学習の最もわかりやすいものは一夜漬けです。
やることはとにかく教科書の暗記するだけ、と非常に簡単で分かりやすいです。また、短期的に効果がありますね。
- 簡単にできる
- 効果がすぐに生まれやすい
どこかで聞いた話ですよね？そうです、暗記学習には値段を下げる手法と同じ特徴があります。ということは結末も同じで、良いものにはなりません。
もし、学校のテストで80点を取りたいだけであれば、3日前から本気で取り組めばとれます（出題の範囲も難易度も決まっているので対策すれば簡単です）。ただ、その知識が１~２年後の受験まで残るかというと全くそんなことはありません。
厳しい言い方をすると、受験という観点から見れば貴重な３日間を無駄に過ごしたのと同じです。
また、 暗記中心の学習は応用が効きづらい ことも大きな欠点です。覚えた部分はできるが、そうでない部分は白紙になってしまう、こうした生徒を講師時代に何人も見てきました。
最初に断っておきます。理解学習は暗記学習と比べると、時間はかかります。ただ、時間をかけた分、知識は定着しますし、基礎の理解が済んでいる分、受験に必須の応用にも対応できる力がつきます。
- 暗記中心の学習の弊害
- 理解中心の学習の重要性
の２点について少しは理解していただけたでしょうか。もし、はっとした部分があれば、今日から理解中心の学習に取り組んでみてください。
もし勉強の仕方がわからない、という方は当塾にて丁寧に指導しますので、ぜひ1度ご連絡ください。 初回指導は無料 となっておりますので、合わないと思えば2回目からは来る必要はありませんのでご安心ください！
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