数学を苦手とする人が多い理由
Q. あなたは数学が得意でしょうか?
Yesの方はかなり恵まれた状態にあります。というのも、苦手な科目ランキング1位が数学だからです。
この記事では次の2つについて記載しています。
- なぜ多くの人が数学嫌いになるのか
- 嫌いな人への解決策
まずはどの程度苦手な人がいるかを見てみましょう。使用したデータは 文部科学省の定めに沿った調査内容 になっております。また、評価は主要5科目に限ります。(体育、技術等は除く)
調査対象は500人以上の高校生となります。
いかがでしょうか。
図を見ると、他の科目が嫌いな人の割合が高くても20%~30%であるのに対し、 数学は49.4%、つまり2人に1人は数学が嫌い という結果が出ています。
この数値は統計的に偶然そうなる域を超えています。
つまり、なにか理由があって2人に1人は嫌い、となります。
Q.では何が理由なのでしょうか?
結論から言うと、 数学は以前の分野を前提に次の分野が進む学問だからです 。
以下で詳しく説明します。
例えば、掛け算ができない人います。そして今の教育では、足し算→引き算→掛け算の順で学びます。
すると、掛け算ができない人は
- 掛け算特有の分野で悩んでいる
- そもそも足し算ができない
この2パターンにわかれます。
そして、この2つのどちらかをはっきりせずに掛け算の練習をすると、後者が原因の人はいつまでたってもできるようになりません。そのため、「やっても伸びない」という人が出てきて、結果として数学が嫌いになる、というカラクリです。
これが数学が嫌いになる一連の流れです。
一方で、例えば英語では「apple」が読めないからといって「orange」が読めないことには関係ありません。それぞれの知識は独立しているので、この場合は順序関係なくそれぞれを勉強すれば読めるようになります。
これが数学と他の科目の大きな違いです。
Q.では数学が嫌いな人はどうしたらいいのか?
先ほどの内容を踏まえると、 まず自分が何で詰まっているかを明確にすることです 。
そして詰まっている分野から戻って学習し直しましょう。遠回りに見えますが、詰まっている分野以降の内容は詰まっている分野を前提に成り立っていることもあるので、そうするといつまでたっても解決しないということになりかねません。
これが最短のルートです。
自分の現状を把握して、効率的に成績を上げましょう。 ただ、なかなか自分がどこで詰まっているかを把握できない生徒がいることも事実です。
もし、どこで詰まっているかをわからない方は、当塾にて丁寧に見つけ、指導しますのでぜひ1度ご連絡ください。 初回指導は無料 となっておりますので、合わないと思えば2回目からは来る必要はありませんのでご安心ください!
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